デリバティブ偏愛家の日記

弱小投資家の相場備忘録

2017/10/13 相場概況

相場概況

日本株

 現物も21,000円超え。先物は夜間に更に上昇。NY時間に発表された米CPI・小売は予想対比で弱く(小売の絶対水準自体は良い)、為替は111円台まで急落したが底堅い。むしろ選挙後のアンワインドでどれだけ売られるのかが気になり始めた。勢いがあるだけに20,000付近まで支えるものが無いのがポイント。

 

日本国債

 相変わらず10銭程度の小動き。世界的に金利はNY時間に動いたので月曜にならないとJGBの方向性は見えない。

 

米国株

 小刻みに上下しながら高値付近で推移。

 

米国債

 先物は米指標で一気に買われた。このところのボラの低さとの対比で見ると大きな値幅で、NFPから12日までの値幅とほぼ同じ程度(つまり一週間分)は動いた。12月利上げがほぼ織り込まれている中、どこまで先物が買われるのか、これで方向感が出て来るか注目したい。

 

為替

 USDJPYは米指標を受けて下落。111円台に再度突入。ドルインデックスは日中の上げ幅を全て吹き飛ばした。

 

商品

 原油は珍しく東京時間からじりじり上昇。ロンドンで加速したが、NY時間にはもみ合いとなった。金は米指標で上昇。

 

雑記

 金は手元計算のHV(ヒストリカルボラティリティ)とIVで見るとHVの方が中期で見ても高い状況にあったので、少額でガンマロングを組んでみた。SAXOで取引しているが、リスクの大きさと比較して証拠金が妙に多く、資金効率は悪い。デルタ0のガンマロングなんだから証拠金は僅かで良いくらいだと思う(SPAN証拠金モデルを採用してない疑惑が濃厚である)。まあ何もしてない資金になっていたので、せいぜい小銭くらいは稼げれば良いが。

 また、USDJPYと日本株との乖離が大きくなってきた。日経の不気味な勢いは選挙まで、と考えた場合のトレードアイデアとしては、

  1. 純粋に選挙日直前に日経先物ショート+USDJPYロング
  2. 選挙後に満期を迎える日経11月限のOTM Putロング+同時期に満期を迎えるUSDJPYのOTM Callロング
  3. 選挙後に満期を迎える日経11月限のOTM Putロング+同時期に満期を迎えるUSDJPYのOTM Putショート

他にも色々あるだろうが、簡単なものを列挙してみた。

1はそのまんまである。残念ながら読みを外すと損失もデカいので自信が無いと難しい。また、証拠金の合算が出来る状態でないと片方が利益が出ても、もう一方の証拠金が枯渇するとロスカットとなるので運用がやや面倒。ただ、無風でも損失は手数料だけで済む。

2はどちらもオプションの買いなので、損失が限定される。とは言えロングしかないので、VegaやThetaのリスクはしっかり残る。選挙後無風だった場合、どちらもじりじりやられる。ただ、株が落ち始めた場合ボラは上がるので旨味はある。

3はオプションの買い売りを組み合わせ、Vega・Thetaの相殺を狙いたい。ただ、両者のIVが異なるので綺麗に相殺できるかは微妙。また、読みを外した場合の損失もそこそこある。上記同様、株が落ち始めるとボラが上がってVegaでも若干儲かる(なので日経Call売りは候補に入れなかった)。

2と3は日経・USDJPY共に急変した場合の挙動が異なるのがポイント。

共に急騰した場合

2:日経Putが0になり(有限損失)、USDJPY Callは大きな利益となる

3:日経Putが0になり(有限損失)、USDJPY Putは小さな利益となる

共に急落した場合

2:日経Putが大きな利益となり、USDJPY Callは0となる(有限損失)

3:日経Putが大きな利益となり、USDJPY Putは大きな損失となる

…3の方が不利に見えるが、その分3はプレミアムの支払いが2より少なくて済む(実際には計算していないが、理論上はそうなる)ので、無風で終わると3の方が損失が少ない。

色々書いてみたが、IVも低いし、やるなら2かなぁ。実際のプレミアムのイメージがまだ掴めていないので、他のアイデア含めきちんと計算してみたいところ。また、選挙日前にIVが上がり始めると2は厳しくなるのでIVの動向は注視したい。