デリバティブ偏愛家の日記

弱小投資家の相場備忘録

2017/9/25 相場概況

相場概況

NY時間に北朝鮮外相の「週末のトランプ氏発言は明らかな宣戦布告」との発言で一気にリスクオフ。

 

日本株

 東京時間はドイツの議会選挙をこなし、更に衆院選を睨み経済対策の事前報道で先物が20,300付近で寄り付く。しかしそれ以降はエネルギーが続かずほぼ停滞。NY時間には一時20,100円まで下落した。

 

日本国債

 株とは逆に債券はやや地政学リスクに慎重で、小高く寄り付いた。その後はじりじり下落。期末で身動きが取りにくい、という指摘も見られたが、本日の40Y入札を意識しているという見方も。JGB単体で中長期で見れば、この辺りは買場の水準かも。NY時間は参加者も少なく上げ幅は大きくなかった。

 

米国株

 北朝鮮絡みで足を引っ張られることが増えた。高値更新が途絶えて、地政学リスクで売られる展開が目立つ印象。久々にVIXも俄かに上がり始めた。

 

米国債

 FOMC終了後、じりじり先物は買われていたが、北朝鮮の報道で大幅上昇。先物ではFOMC前の水準に戻った。北朝鮮関連の報道は基本的に東京時間の方が多いので、動くのはどちらかと言うとJGBだったが、今回は時間帯が影響したようだ。

 

為替

 USDJPYは、日本株を導くように株の寄り付きまでは上昇基調で112.50をつけたが、その後低調に推移。トランプ大統領の娘婿が公務で私用メール、との報道で、ロンドン時間に一旦下に軽く突っ込んだ。クリントン支持者でもないが、私用メールで散々クリントン叩いといてお前もか、という指摘をしたい。NY時間はリスクオフで111円台半ばまで下落した。

 

商品

 原油はロンドン時間に入ってから上昇を開始、NY時間にはドル売りで大きく上昇し、1ドル以上の値幅に。同様に金も買われた。

 

雑記

 為替に関して、NY時間のリスクオフの局面でEURUSDが下落したのは少し興味深い。「リスクオフで下落するもの」の典型がUSDJPYというか対円全般であるのに対し、EURUSDは時期によって性質が変わる通貨ペアである。自分がこの業界に入ったくらいの時期は、リスクオフでEURUSDは下落していたが、ECBが量的緩和推し進め、マイナス金利を導入した過程でEURは調達(売る)の通貨、USDは運用(買う)の通貨となり、リスクオフ時にはその巻き戻しでEURUSDは上昇、という構図になっていた。今回はアメリカも一応北朝鮮の攻撃範囲内であることから、USD自体の売りもあるだろうが、動きとしては特徴的だった。この辺りのバランス感覚だけは失わないようにしないといけない。

同じくNY時間に米債が大きく上昇したので、ロングしていた米債の一部を利食いし、ショートしていたJGBの一部を損切りした。これを書いているのは26日の深夜だが、流石にNY時間のJGBの反応は鈍過ぎると言えるので、明日(26日)の寄り付きから1時間くらいは上昇しそうだ。まあ株や為替がどこまで戻しているかにも依るので、単純にJGBロングを今持つことはしない。

あと、北朝鮮絡みの混沌の中でUSDJPYのガンマロングも少額で組んでみた。組んだ後に早速割高感が否めない状態で(ちゃんとPL曲線を計算してから組め、という話)、デルタを上手く調整してトントンで閉じたい。何とも目標の低いポジションである。