デリバティブ偏愛家の日記

弱小投資家の相場備忘録

2017/9/25 前日の相場概況

相場概況

東京時間に「北朝鮮が太平洋上での水爆実験の可能性」との報道でリスクオフ

 

日本株

 上記報道で一時100円近く下落したが、後場は日銀登場で落ち着きを取り戻した。選挙睨みで下では買いが強く、そう簡単に押し目はない模様。

 

日本国債

 リスクオフで債券買いとなったが、株と同じく後場には戻した。FOMCの結果を受けてからの米債との方向性の違いが顕著になっており、全体的に底堅い印象。

 

米国株

 東京時間にしては珍しく動いたが、最終的に今これを書いている時間(月曜朝)には値を戻している。

 

米国債

 FOMC終えて小動き。上記報道で東京時間でも多少は買われたが、大きな動きとはならず。

 

為替

 USDJPYは水爆実験報道でFOMCでの上げ幅の大半を吹き飛ばしたが、その後回復してきた。IVも俄かに上昇しており、1Mで10%付近。直近27日満期で13%近くまで上がっているが、満期までに指標はそれ程多くないので、やや割高な印象(今朝時点でUSDJPYのSpotもFOMC直後までは回復しているので)。

 

商品

原油は方向感の無い小動きで終了。 

 

雑記

 東京時間のリスクオフ時に債券先物に気を取られてIGのオプションを見るのを忘れていた。随分為替は動いたが計算してみると、IVは平常運転の8%付近だったので確実にチャンスだった。反省点である。

JGB、ショートしているのに底堅いのでジリジリやられる。そう短期で勝負している訳ではないので、気長に待つか…

また、地味な問題で土曜の朝に記事を書こうとすると、グローバルで証券会社各社がメンテナンスに入ってログイン不能→チャートが見れない、という状況。流石に日曜に色々起動して見るのも面倒だが、逆に月曜朝書くと金曜の話は多少忘れがちで何とも微妙である。まあ場中にちゃんとメモしておけ、という話なんでしょう。

2017/9/22 前日の相場概況

相場概況

日本株

 前日のFOMCでの為替上昇を受けて、寄り付きこそ上昇したが、そこが天井となった。

 

日本国債

 FOMCの流れで下落するかと思ったが、BOJは無風だったものの地味に底堅い。この水準はJGBとしては買い場なのか。

 

米国株

 FOMC後に高値をつけて昨日は下落した。教科書的にはFOMC後こそ下落するのだが…

 

米国債

 じりじり売られる展開。ほとんど下落しなかったJGB、下落の半分は取り戻したBundsと比較すると、BOJ、ECB、FRBの現在のスタンスを踏まえれば、まあ自然な流れではある。

 

為替

 BOJ後にUSDJPYは112.60付近まで上昇したが、全体に小動き。

 

商品

 原油は完全に往って来いで終了。地味に値幅は50銭以上あったのでVolは比較的ある。

 

雑記

 SAXOのFXオプションを見ていると、USDJPY 10/4満期の114円CallがIV 9.14%。雇用統計前にこの長期レンジの上限を超える材料は無さそうなので(衆院選は株には影響があるが、流石に為替まで上げるのは不可能?)、売っても良い水準か。むしろ株は高めのCall買っておいて組み合わせれば、リスクヘッジにもなる?とは言え株の方は一旦押し目を待ちたいところ。

2017/9/21 前日の相場概況

相場概況

FOMCは市場の予想通りで、12月の追加利上げの確率は上昇。

 

日本株

 20,200円の少し下でウロウロする展開。FOMC、日銀政策決定会合を翌日に控えて動きにくいか。昨日の記事の「雑記」に書いたが、衆院選に向けてアノマリーに賭けるなら日経のWeeklyオプションがあったのを思い出した。いや、どうせ期近以外死んでるんだろうが少しくらい見てみるとする。FOMC発表後は米株は落ちたが、こちらは為替の力で多少上昇した。

 

日本国債

 寄り付きこそ前日の米債下落の影響で下がったものの、最大15銭程度は上昇。以下はロイターのマーケットアイより引用だが、まあ流石に半期前の情報でバタつかないでしょう。FOMC後に売りたい状況だったが、こんな時間ではSGB(SGXに上場するJGB)は板が薄いので困る。

日銀が20日に発表した2017年4─6月期の資金循環統計によると、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や共済年金など「公的年金」は長期国債(財融債含む)を1兆0043億円売り越した。市場は材料視するまでに至らなかった。

 

米国株

 流石の米株もこのFOMC受けると多少一旦崩れた。ただ、良い押し目になる程の下落も無く回復した。

 

米国債

 FOMC金利上昇。9/8付近から始まった金利上昇の流れに更に一押し加わった。Bundsが同様にNY時間も綺麗に下落しているので、JGBより夜間はBundsとの乖離に注目した方が面白い。

 

為替

 利上げ観測の高まりでドル指数が上昇。USDJPYは112円台。9/8の底値から約2週間で5円近い上昇、と考えればそこそこな大きさではあるが、長期的なレンジ内にいるので結局大した動きと感じられないのもあってか、相変わらず1MのIVは9%台中盤で推移している。短期のGamma Longは妙味あるか…?

 

商品

 原油は週間原油在庫発表の後多少の動きが見られた。その後はFOMCに向けて小動きに。FOMC発表後はドル上昇に対して緩やかに下落。金はそれと比較するとかなりのスピードで落ちていった。

 

雑記

 IG証券のFXバイナリー、スプレッドがかなり狭くなった印象を受ける(逆にSpotは酷い有様だが)。月次で顧客の収益状況を開示しないといけないので、月末になって勝ち過ぎているのだろうか。来月頭には開示が出るので楽しみだ。

銀行の運用部門のお仕事 第1話「置き場の無い黒電話」

最近物忘れが凄い。暇だったので、セン短のHPにある用語集(市場取引用語解説|セントラル短資株式会社)を見ていたのだが(どんだけ暇だとそこに辿り着くんだよ、という指摘はある)、短資会社に勤めていた訳ではないが色々と懐かしい。ほとんどの市場部門の業務が機械に置き換えられていく中、自分の銀行での経験も -良い意味ではないがー 多少は貴重になっていくのであろうから、当時の話を何回かに分けて書き残しておこうと思った。

 

前置き

まず私自身の経歴だが、新卒で入社したのは為替証拠金取引会社(FX業者)で、銀行には中途で入っている。FX業者はIT化が非常に進んでいた。人間のトレーダーは一人もおらず、淡々とアルゴリズムに従って顧客にレートを提示、自社のポジションのリスク量を見ながらカバー先に全自動で反対売買を飛ばしていた。そのため、所謂"トレーディングルーム"は存在せず、自分がいた部署は傍から見れば市場業務をやっているとは思われないような、ごく普通のオフィスであった。

そんな環境に慣れ親しんだ私であったが、金利デリバティブに関する業務が出来る、とのことで銀行に転職することにした。メガではないし、地域密着型の地銀でもない、微妙なポジションの銀行であった(この時点でかなり絞られてしまうが)。ここで書くことは100%その銀行での体験なので、メガや外銀とは全く世界が異なることはご了承いただきたい。

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2017/9/20 前日の相場概況

相場概況

日本株

 祝日休場中に為替が上がってきたこともあり、寄り付き後には2万円を超え、年初来高値更新。その後も逆張りで下がるかと思ったが、20,200円までは上昇している。秋は相場が崩れる季節と言われるが…

 

日本国債

 教科書通り、株が買われ、債券は売られた。9/10付近から米国債共々金利上昇が続いているが、やっと利上げに向けた土壌が作られてきたと言えるか。

 

米国株

 堅調に推移を続けている。相変わらずVIXも下がり続けており、つくづく米株でVIXを売る恐怖が分かる…

 

米国債

 じりじり売られる展開が続くが、あくまでFOMC前なので小動き。

 

為替

 東京引けくらいにUSDJPYは111.85付近まで上昇。この付近は日足の雲上限なので、FOMC次第で雲を抜けられるか。とは言え上には114円の壁が存在する。

 

商品

 原油は上昇トレンドに移ったと考えて良いのだろうか。一番喜んでいるのは日銀か。

 

雑記

 解散総選挙の話が出てきた。日本では解散後、選挙の公示のタイミングから投票日まで株価が上昇する傾向が見られ、公示したら日経ロング→投票日前に閉じる、でかなりの確率で勝つことができるらしい(逆に下落したのは、民主党政権が誕生した時とあと何だったか忘れたが、ほんの数回である)。

とは言え、このアノマリーは統計的に裏付けられる程の回数も無いし、仮に今回下落した場合、次のチャンスはまた数年後なので、やるとしても少額で臨みたいところである。バーティカルブルで20,500Long+20,750Shortくらいを…と思ったら流石に近過ぎて高い。あと、そもそも期近だと投票日前に満期が来てしまう可能性…期先は板薄い…損益曲線的には魅力的だが、オプションはこの場合あまり向いていないのかもしれない。

 

投資対象としてのビットコインを考える

今更感が半端ないが、話題のビットコインについて投資家目線で考えてみる。仮想通貨の将来展望について語ったり、「サルでも出来るビットコイン必勝法」といった記事ではないのでご了承願いたい。また、仮想通貨全般に関して私自身は素人なので、記事に誤りがあった場合、指摘いただけると助かる。

 

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2017/9/18 前日の相場概況

相場概況

日本株

 北朝鮮のミサイル発射も反応薄。USDJPYが回復したこともあり、後場も上昇。ロンドン時間には先物が19,900円まで上昇したものの、そこからは上値の重い展開に。

 

日本国債

 株がミサイルに対して比較的冷静な動きであったのに対し、JGBは日銀のオペの結果も強く、東京時間はほぼ買い優勢。夜間は米債に引きずられる形で下落し、引けは前場の寄り付きとほぼ同値となった。

 

米国株

 堅調に推移。短期で見ると加速度的に上昇しており、調整のタイミングが気になるところ。

 

米国債

 小売売上高が予想対比で弱い結果になったものの、先物は上下した後に最終的にはジリジリと下げて引けた。前日のCPIが予想対比で僅かに強かったが結局買われ、今回は弱い数字が出ていても最終的に売られているので、指標に対する市場の反応が読みにくい。

 

為替

 北朝鮮は相変わらず日本時間早朝にミサイルを売ってくるため、フローが少ない時間帯ということもあってUSDJPYの下落は一旦大きかった。だが最早その水準では買いが待ち構えているのか、反発も強い。日本株同様にロンドン時間に一回高値をつけたが反落し、小売には反応薄。

 

商品

 原油は上下50銭程度の比較的狭い値動き。

 

雑記

 その昔、どこかの証券会社のレポートで「経済物理学の理論を用いてバブルの崩壊を予想する」というものがあって興味深かった。指数関数的に上昇するAと、次第に周期が短くなっていく正弦波Bの合成で金融資産のチャートに近似させると、正弦波の周期が極小になったタイミングでバブルが崩壊する(価格上昇が限界を迎える)というもので、そのレポートではハンガリーの旧通貨ペンゲーペンゲー - Wikipedia)のハイパーインフレ等に適用し、その限界をモデルで説明していた。本題としては、当時上昇基調が続いていた上海株のバブル崩壊はいつか、を予想するレポートであったが、結局上海株に関する予想が当たっていたのかは忘れた(おい)。とは言え、昨今のビットコインの価格上昇を見ていると、再度使えるのではと思い、何となくデータを漁り始めている(ただ、既にビットコインは大きく下落しているが…)。